2024‐25年度のロータリーのビジョン声明は、「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指します」とされており、そのための行動計画として、
1.より大きなインパクトをもたらす
2.参加者の基盤を広げる
3.参加者の積極的な関わりを促す
4.適応力を高める
を示しました。国際ロータリー会長のステファニー・A・アーチックさんは、2024‐25年度のテーマは「ロータリーのマジック」とされました。これは魔法の杖があるという意味でなく、ドミニカ共和国において浄水器を設置した際、泥水が反対側から綺麗な水になって出てくるのを見た少年が「マジック」といった体験から来ています。浄水器がマジックということでなく、ロータリーの会員がプロジェクトを終えるたび、寄付するたび、新会員を迎えるたびにマジックを生み出すと言います。 そのテーマを受けて、2700地区ガバナー野崎千尋氏は、2024‐25年度のメッセージを「変化に強く、未来をひらく」とされました。 野崎ガバナーは、ステファニー会長のテーマから、「不易流行」の教えと共鳴されました。
そして「ロータリーのマジック」を入念な準備と仕掛け、想定できない変化、驚きや感動、そして周囲を明るくする、沸かせる、幸せにすることと考えられました。 私は、ガバナーのメッセージの中から特に、『会長の仕事として、会員の誰もが「今日来て良かった」と思ってくれる例会であること』を強調され、単に食事のためでなく、例会に身を置きたい“何か”すなわち「クラブの一体感と居心地の良さ、充実した親睦や学びの時間、奉仕の時間」を醸成することと言われたことに深く共感しました。 野崎ガバナーは、2700地区の目指す姿として「出会い楽しく、例会楽しく、奉仕楽しく」と言われました。そのまま2024‐25年度のテーマとしたいところですが、私としては、「楽しければ人が集まる、人が集まればアイデアが湧く」にしたいと思います。 そのために、飯塚ロータリーの永年積み上げてきた良いところを残しながら、楽しいを大前提としつつ、変化することに柔軟に、恐れずに踏み込んでいけたらと考えています。 この一年、過ぎてしまえばあっという間です。その中で、「なんとなくだけど、会話が弾んで、楽しかった」と会員の皆様が感じられるよう努めてまいりたいと思います。どうかよろしくお願いします。